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凡人日記

文才の無さをユーモアで補おうと藻掻いている。きゅうり1本分ぐらいの栄養がある音楽ブログ

すげーバンドみつけた SS

 最近なんとなーくでディスチャージ、バッド・ブレインズ、マイナー・スレット、ブラック・フラッグ等のハードコア・パンクを聴き漁っていた。

1.2バンドぐらい同じ系統の音楽をYouTubeで聴いていると関連動画に他のバンドが色々と出てくるので、速ェ〜とか思いながらハードコア沼に浸っていたところとんでもないバンドを見つけてしまった。

 それが今回お話する日本ハードコア・パンクバンド SS

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厳つッ!!

 

ハードコアというジャンルについてあまり知識がなかったのもあるが、ガチのマジでバンド名すら知らなかったので気になって聴いてみたところバンドの詳細も含めてぶっ飛びました。

 とりあえず聴いてみようか。

 

 

 

#1 Coca Cola

僅か22秒 速ェ〜(恍惚)

 曲も然ることながら、1970年代後半に活動していたという衝撃

 セックス・ピストルズの「勝手にしやがれ」がリリースされてパンク旋風を巻き起こしたのが77年で、ハードコア・パンクがジャンルとして勃興したのって80年代になってからなんですよ。

要はハードコア成立前からハードコアをやっていたということ。それも当時最先端だったUK.USではなく日本で。

 世界規模で見れば、後のハードコア的な音楽をやってたバンドはいるかもしれないが、日本ではSSぐらいだったんじゃないでしょうか。

 色んな意味で速ェ〜(驚愕)

 

 

 

#2 Mr.Twist

 ピストルズとかクラッシュとか、あとはラモーンズとかのパンクバンドを聴いたことある人は分かると思うが、パンクってなんだかんだ歌モノの側面があるんですよ(諸説あり)

 この曲もメロディはあるけど勢い優先なところが同時代のバンドと一線を画するポイントですよね。

 

 

 

#3 Blitzkrieg Bop

 これはラモーンズの代表曲、邦題「電撃バップ」のカバーだが、本家よりも圧倒的に速い。

あと音源のジャケがピストルズのオマージュなので当然影響は受けていると思うが、影響を受けた結果この音楽性になったの凄いですよね。

 

 

 

 

 

 以上、日本のハードコア・パンクバンド SSのお話でした。

 いや、マジでぶっ飛んだぞこれは。自分でも義務教育として知っていた日本のハードコア界の先駆者的存在であるG.I.S.M.GASTUNK原爆オナニーズよりも先に活動していたバンドが存在したとは…

 色々音楽を聴いていて、世界って広いな〜(ハナホジー)とか思ってたけど日本のロックの歴史も中々広いもんだと思わされましたね。

 想定していたよりも短い記事になったが、これもまたハードコア・パンクってことで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほな…また…

己が己を呑み込む UROBOROS

 

  どっかの回でも語ったし今後もちょいちょい語ることになるかもしれないが、バンドの歴史には音楽性の変化というものが付き物で、進化の過程では意図しなくても過去を否定することになってしまう。

 しかし、ただ否定するだけではなく時には過去と向き合いつつ、過去と現在を取り込みながら歴史は進んでいくのであります。

 

 というわけで今回は、現代日本屈指のモンスターバンド DIR EN GREYの7作目 UROBOROSのお話

 彼らの最高傑作に挙げる声も多い本作は、4作目の大名盤VULGAR(厳密に言えば3作目の鬼葬からかもしれないが…)から追求してきた、独自のヘヴィネスと痛みの表現がひとつの完成形に至っている。

 V系史に、邦楽ロック史に、ジャパニーズメタル史に残る大名盤を早速聴いていこう。

 

 

 

#1 SA BIR

 1曲目はSE タイトルはサ・ビルと読む。

重苦しく、オリエンタルな空気が漂っています。

悲鳴のような叫び声が緊張感を出していて良き。

 

 

 

#2 VINUSHKA

9分の超大作 プロモ用の短縮版でこの満足度

 いやもうまじのガチで名曲なんで今すぐフル版を聴きなさい。

 こんな大作が2曲目なのは京氏曰く、「核であるこの曲を中盤に置かず敢えて2曲目に置くことで、この核を乗り越えた人だけが先に進めるというようなところを表現したかった」とのこと。もはや何も語るまい。

 戦争がテーマの楽曲だが政治的なあれこれではなく、戦争によって生じる悲しみや痛みを表現している。歴史に残るべき名曲です。

 

 

 

#3 RED SOIL

 

 2曲目に大作を持ってきたことによりハードルが高まってしまったが、それに答えるような3曲目

ラウドながら、どこかオリエンタルな雰囲気を醸し出しています。

 途中のスキャット人間が出してる声とは思えません。

歌詞も恐らく戦争に関する内容で、全曲との繋がりが感じられて◎

 

 

 

#4 慟哭と去りぬ

 イントロから艶かしいツインギターの絡みが堪能できます。

 個人的には前作、THE MARROW OF A BONEの流れを汲んでいるように感じる。

ただ、前作の焼き回しにはならず、しっかりと本作相応にスケールアップしております。

 シャウトとか前作よりクオリティ上がってるしね。

 

 

 

#5 蜷局

これ曲名初見で読めた人います?

蜷局と書いて「とぐろ」と読みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここで一旦落ち着いてシャウト無しのクリーン曲

冒頭のうねるようなギターリフとお京お経で優勝できてしまう。

楽曲自体はルーズに展開されていくが、ラスサビでボーカルがオクターブ上がるので昂ります。

 

 

 

#6 GLASS SKIN

 本作の先行シングルにして、大名曲

透明感のあるメディアムテンポ曲で、歌詞は環境破壊がテーマだそう。

 バチクソ名曲だが、アルバム収録時は英詩になっているのが個人的に唯一の難点

 まあ、その辺は好みだ。

 

 

 

#7 STUCK MAN

 前曲からの温度差すげぇや…

ニューメタル的なファンキー且つ、ヘヴィな楽曲

DIRの曲で本格的なスラップが登場するのってこれが初めてじゃないんでしょうか。新鮮ですね。

 軽快なイントロからは想像できないぐらい人外ボイスの応酬。最高だ。

 

 

 

#8 冷血なりせば

                          これ大好き!!!

 UROBOROS屈指のカオス曲 本作のオリエンタルなフォークメタル成分を濃縮還元したような曲で、ヘヴィな楽器陣と人外ボイスのコンビネーションで優勝間違いなし。

 民族音楽チックなブレイクからのイヤァ〜〜〜(高音)からのデストロオオオオオオオイ!!(人外グロウル)はいつ聴いても良い。

この曲は是非ライブを。

 

 

 

#9 我、闇とて…

京氏のシャウトを散々人外だなんだと言ってきたが、そもそもクリーンが人外なんですよ。

ってか、クリーンが1番の聴きどころさんと言っても過言では無い。そんな人外クリーンを堪能できるのがこの曲。

歌詞はファンに向けたメッセージだそう。泣かせますね😭

 mode of UROBOROSツアーでのパフォーマンスも最高だが、本作リリース直後ぐらいの時期に死にそうになりながらライブで歌っているのもまた良い。

 

 

 

#10 BUGABOO

 前曲から一転して、おどろおどろしいイントロから始まるヘヴィな曲

 ミディアムテンポ曲かと思いきや、疾走パートもあり

他の曲でも聴けるが、グロウルからのホイッスルとかどんな喉してたら出来るんすかねまじで。

 リマスター盤にはアカペラ版が収録されています。実質ASMRです。

 

 

 

#11 凱歌、沈黙が眠る頃

 メロディアスなイントロから、バラードが始まるかと思いきやまさかのメタリックな曲

 この曲も戦争がテーマ 戦争っていうかナチス・ドイツかな。アウシュビッツって固有名詞も出てくるし。

 暴力的な曲だが、サビはメロディアス。

アルバムも終盤へ、この曲もクライマックス感を演出していますね。

 

 

 

#12 DOZING GREEN

 GLASS SKINより前にリリースされた、本作からの先行シングル。

                     そ  し  て  大  名  曲

前作が攻撃力に全振りしたような作品だったので、リアルタイムで聴いていたリスナーはさぞかし驚いたことでしょう。

 ただ、この曲もアルバム収録時には英詩に…なんでや…

アルバムの雰囲気的にも日本語詩で問題なかったと思うんやが…

 まあでもそんなことはどうでも良くなるぐらいの名曲なので必聴

 

 

 

#13 INCONVENIENT IDEAL

 本作ラストは、3拍子のバラード。かなり意外ですよね。

 それでもラストに相応しい壮大な楽曲で、サビのキーが鬼のように高い

 一瞬ではあるが、DIR屈指の高さだと思います。

物悲しいが、暗闇の中に希望を感じさせるような内容の歌詞で本作の世界観を締めくくってくれます。

 

 

 

 

 

 以上、UROBOROSのお話でした。

 本記事を執筆するにあたって久しぶりに聴き返したけどやっぱり大名盤です。DIRの最高傑作に挙げる人が多いのも納得

 ハードな楽曲は多いもののそれぞれの曲に個性があるので、DIR EN GREYを初めて聴く人にもオススメ

 バンド自体に興味なくても本作を通して聴く価値は大いにあります。それぐらいの名盤なので。

 

 

 

 

 

 

 

 

ぼな゙…゙ま゙だ…゙(人外シャウト)

 

 

 

 

 

 

これぞアンダーグラウンド 80年代インディーズの世界

 先日、YouTubeを徘徊中に面白いプレイリストを発見した。それがこちら。

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  80年代のインディーズバンドがまとめられており、全170曲という凄まじいクソデカボリューム

 80年代インディーズのお話はトランスレコードの回で少し触れたが、当時のシーンはまさに魑魅魍魎

 170本全て紹介したいところだが、そんなことをすると僕が死にます。

 なのでいくつかピックアップしていこうと思う。

 

Welcome to Underground(インターネット老人)

 

 

 

#1 ソープ嬢変死

 初手から凄まじいインパクト これが80年代インディーズだ。

 こういうヘタウマ風味はポストパンク/ニューウェーヴ特有って感じがしますね。なんとなくflowers of romance期のPILっぽいし

 そんなことよりどんな頭してたらこんなバンド名にしようと思うのか…

 

 

 

#2 変身キリン

 こちらもポストパンクバンド たどたどしいドラムとか好きな人にはたまらないでしょうね。

 よれよれの演奏と、意味があるんだかないんだかよく分からない歌詞が謎の中毒性を生み出していてたまーに無性に聞きたくなるんすよねこれ。

 

 

 

#3 ハイテクノロジー・スーサイド

 バンド名がクソかっこいいハードコア・パンク

80年代のハードコアバンドということでガビガビ音質のデモテープかと思いきや、音が良くてびっくりしてしまった。もしかすると再録したものなのかもしれない。

1分半を凄まじい勢いで駆け抜けるので何回でも聴けますね。

 

 

 

#4 The Sadist

 これが自分の想像していたハードコア ガビガビ音質と初手から声が枯れてるボーカルとかいかにもって感じですよね。

 曲中にギターソロがあるあたり、メタルからの影響もあるのかもしれない。

 

 

 

#5 Sadie Sads

 ゴス、インダストリアル、ノイズ、この辺りのジャンルを行ったり来たりする非常にカテゴライズが難しいバンド。一応ゴス系のレーベルに所属してたけれども。

 ボーカルの創作言語歌唱が1番の特徴で、本当に唯一無二 中毒性◎

 当時のインディーズ界隈では有名だったっぽいので紹介するか迷ったが、個人的に好きなバンドなので

 

 

 

#6 梅毒ジェラシー

 8.90年代のインディーズバンドと言えばイカ天

ブランキーや、たま、人間椅子などの人気バンドを排出した伝説的な番組だが、色物バンドも多かったそうな。

                     まさにこの人達みたいな

何がどうなってこの音楽性と見た目なんでしょうか…  

見たところ演奏力はしっかりしてるのにね。

 

 

 

 

 以上、80年代アンダーグラウンドのお話

当時のインディーズバンドって結構いいバンドが多いんです。ただ、ナゴムとかトランスとかAUTO-MOD繋がりとかの有名どころは今回省きました。

どうせならこう言うプレイリストでしか知る機会がないようなバンドを挙げたかったという意図がありまして…

 今回紹介した以外にも面白いバンドが沢山あるので、物好きさん達はディグってみようね。

 

 

 

プレイリストのリンク

 

 

ほな…また…

 

どう考えてもアウト グリーヴァ

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音楽に限らず、創作の分野において「これは◯◯のパクリだろ!」と作品が糾弾されるケースが多々見受けられる。

 ただ、何かに影響を受けて創作を行う時点である程度の模倣は免れないわけで、そこに関してはそれなりに寛容になってやれよ…というスタンスである自分が問答無用でアウト認定したバンドが存在した。

 

 

それが、今回紹介する「古き良き時代の継承者」というコンセプトで活動していたグリーヴァというバンド。

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ガビガビ画質も90年代画質ってことにしといてね。

 バンドのコンセプトから一部の層からは支持を受け、一部の層からは某灰色の銀貨さんのパクリじゃねえかよ!と反発を受けていた彼ら。

 一体どれくらいアウトだったのか。今回はそれを検証していこうと思う。

 

⚠️今回はあくまでネタ回です。バンドを批判する意図はありません。⚠️

 

 

 

 

 

#1 Wish

                   いや、ダメだろ。

 これはどう考えてもアウト。これはもはや OUT TRANSPARENCY 限りなくアウトに近いアウト

 イントロから曲の構成から全てがI'llなんですよこれ。ギターのフレーズとか特にそう。

 ここまで意図的に寄せていればオマージュとして許せるのか…?それはリスナーによるところではある。

 でも、オマージュって1曲単位でやるものか?

 

 

 

#2 Diary

 前曲ほどあからさまではないが、これもJEALOUSと似ている。サビはJessicaというコメントもあったが、個人的には言われてみればって感じ。

 てか、元ネタと同じ場所でMV撮るの度胸ありすぎて草生える。

 

 

 

#3 甘イ右脳、赭イ左脳。

 これは確信犯でしょ。拍に対してのフレージングがもろに脈なんだよなぁ… 

 変拍子で曲作ったらDIR EN GREYの脈になっちゃいました^_^とはならんやろ。

 サビメロとか展開はさすがにオリジナルではあるが…

 

 

 

 

 

以上、今回はネタ回なので短めで。

散々アウトだ何だと言ってきたが、MVがある曲を聞いた限り全曲パクリって訳でもないだなこれが。

                    いや、当たり前なんですが。

コメ欄を見る限りは思っていたよりも、リスペクトが感じられるからOK、もっとオリジナリティを追求して欲しかった、面白いからこれはこれと、肯定的な声が多かったんですよね。

 まあかく言うDIR EN GREYも初期の方はね…うん…って感じなので虜さん達も怒るに怒れないってところもあると思います。

 パクリだオマージュだとかの論争って今に始まった話では無いからそもそも着地点がないんだよなぁ…

 皆様はは聴き比べてみてどう思ったでしょうか

聴いてみて感じたものがそれぞれの正解ってことで。

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、サジェストに パクリ って出るのはちょっとかわいそうと思いました。

 

 

 

 

 

 

ホナ…マタ…(ツタツタ2ビート)

 

 

 

 

 

リンチして♥️ THE AVOIDED SUN

 同じ邦楽でありながら、V系シーンといわゆるロキノン系や邦ロックと呼ばれる(個人的に好きでは無い呼び方)シーンは隔絶されている傾向がある。

 V系リスナーはそうでは無い気もするが、ロキノン系リスナーはV系を忌避しがちなような。

 まあ、ド偏見ですが。

自分のようなそこまでV系にどっぷり浸かっていないリスナーでもそう感じるのだから、たぶんその通りなんだろう。

 いや、ド偏見ですが。

 

今回は、邦楽ラウドシーンとV系シーンを繋ぐロックバンド lynch.のインディー作 THE AVOIDED SUNのお話

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 モダンなヘヴィサウンドを基調としつつ、往年のV系由来の妖艶なメロディーを併せ持つバンドで、前述の通り日本のラウドロックフェスに参加するなどシーンを繋ぐ存在となっているベテランバンドであります。

 だが、バンドは自分たちを○○系というカテゴリに括らないというスタンス。かっけえなオイ

 

それでは、曲のお話へ。

 

#1 liberation chord

いきなりシャウトからスタート。

V系のアルバムと言えば冒頭は曲数稼ぎ雰囲気作りのSEから始まるのが定番だが、しっかりlynch.らしい曲から始めるところに硬派さを感じます。

 

 

 

#2  I'm sick,b'cuz luv u.

この世で1番の名曲

 シャウトあり、メロディあり、ヘドバンパートあり、シンガロングあり、音源で聴くだけでも楽しめるが、ライブのためにあるような楽曲

 後にベストアルバムで再録されているが、半音下げでさらにヘヴィさが増しており、更に名曲に。

 この曲を聴くために本作を購入したと言っても過言では無い。 

 

 

 

#3 roading in the dark

この3曲の繋ぎが良すぎる…

 メンバー全員がLUNASEAから影響を受けているが、この曲は特にその影響が感じられる。

 曲調もだが、ツインギターの役割分担とかめっちゃそれっぽい。

 こういうバンドの影響が垣間見える瞬間っていいですよね。

 

 

 

#4 ecdysis

  ニューメタル直系のミディアムテンポ曲。

同ジャンルらしくヘヴィさを全面に出した曲かと思いきや、サビは開けた雰囲気でメロディアス。

ダーク、ハード、メロディアスというV系3大要素を遵守する姿勢に👏

 

 

 

#5 forgiven

 引き続きニューメタル曲で、こちらの方がメインのリフはヘヴィ。

 ニューメタルサウンドに透明感のあるアルペジオ載っけるのってlynch.ぐらいなんじゃないかと思う。

 ニューメタルバンドってKOЯNの影響でクリーンはキモい音(褒めてる)を出すのに使いがちなイメージある。

 

 

 

#6 anemone 

THE 王道V系ソング 

この疾走感と切なさのあるメロディは正に王道

正統派の楽曲ながら、重たい刻みパートがあるのがlynch.らしくていいですね。

 

 

 

#7 the universe

 一転してラウドな曲へ。リフはヘヴィだが、とてもキャッチー こういうダサい(褒めてる)フレーズは大好物なので一生聴けますね。

 コーレスもあるのでライブ映えしそう。

 

 

 

#8 dazzle

 こういうミュートを絡めた某9人組的なリフにものすごく00年代を感じます。絶対分かる人おる。

 V系らしくヘヴィかつメロディアスな曲もいいが、この曲みたいな攻撃力に全振りした曲もまた別の良さがあるもの。

 

 

 

#9 enemy

 全曲と雰囲気は近いが、歌メロが無くてシャウトに特化しているのこちらの方がよりダーク。

現在の葉月氏に比べると当然発展途上感はあるが、それでも十分シャウトのクオリティは高い。

 2分ちょいを駆け抜けるような疾走感があるのも◎

 

 

 

#10 prominence

 ヘヴィな楽曲を中心にしたバンドがこういう6分もあるバラード的な曲を演奏するのってけっこうすごいんすよ。

 楽器陣の力量ももちろんだが、ボーカルに歌唱力がないと成立しない。

さすが界隈屈指の歌って叫べるボーカリスト

 

 

 

#11 from the end

 本作ラスト 暴れ曲でアルバムを締めるかと思いきや、まさかのドラマチックな王道曲。

 間奏にシューゲイザー感があって、バンドの音楽性の広さを感じさせます。

 ラスサビで盛り上がりを見せて、更に曲を広げるかと思いきや意外にもスパッと終わっちゃう。

 思わずもう一周してしまいますね。(以下無限ループ)

 

 

 

 

以上、lynch.のインディー作 THE AVOIDED SUNのお話

 インディーズでこの完成度なのすごくないですか??代表曲ADOREよりも前ですからねこれ。

 lynch.の人気って単純なバンドとしてのかっこよさだけじゃなくて、このブレなさにもあると思うんです。

 路線変更や、活動を続ける中で音楽性が変わるバンドが悪いとかそういう話では無いが、結成から今の今まで愚直なまでに自分たちの音楽を突き通すバンドは割増でかっこよく見えるのです。

 

今回はここまで。なんか久しぶりに大真面目な記事書いた気がする…

 

 

 

 

 

THE AVOIDED SUN

THE AVOIDED SUN

  • アーティスト:lynch.
  • Marginal Works
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ぼな゙…゙ま゙だ…゙(シャウト)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DIS DISアンドDIS 第6実験室

 

日頃よくディスるという言葉を耳にするが、元々ヒップホップの文化だそうで、disrespectの略なんだと。

 まぁ、ヒップホップが流行りに流行り市民権を得まくっている現在において、今更説明する必要もないかもしれないが。

 

今回はそんなディスに満ちたアルバム cali≠gariがインディーズ時代にリリースした 第6実験室についてのお話

 4回目のボーカル交代という普通のバンドでは考えられないメンバーチェンジを経てリリースされたアルバムで、本作から4代目Vo.石井秀仁氏が本格的に曲作りに参加しており、今までのバンドサウンドに氏が得意とするテクノ、ニューウェイヴ要素が加わっている。

 

詩に関しては元々エログロナンセンスな世界観だったが、本作は音楽シーン、リスナー、業界とあらゆる方向に向けた皮肉と批判が中心になっている。

 

前語りはこんなもんかな。曲のお話へ

 

 

 

#1 「第6実験室」 入口

 実験室シリーズお馴染みの、足音と扉を開ける音のSE

 まーじでこのセンス最高なんすよね。バンドのというか、我が神 Gt.桜井青氏のこだわりを感じます。

 

 

 

#2 187

実質1曲目 

DISアルバムのオープニング曲になるが、死ね!殺してやる!死んじまえ!とDISもクソもないような歌詞で草生える。

 作曲者の桜井氏が、限定商品を購入するために行列に並んでいたところ、割り込みのせいで買えなかった怒りで作ったそう。

 それはたしかにキレていい。

 

 

 

#3 ギャラクシー

vo.石井氏作曲

黄色い声 黄色い猿人

野放しのサバンナか?

無駄にはしゃげ!

下段、下段、下段 サファリ〜

すげー歌詞。見事なリスナーDIS

脱退した前ボーカルが強烈すぎて、加入時にボロカス言われてたらしいから仕方ないとも思えるか…

 ちなみに石井氏は加入時に公式サイトの掲示板に、批判的なリスナー宛で「テメーらいい加減にしてください」という名文を投下したのは有名。

文章を作ったのは友人らしいが、OKサインを出したのは氏だそう。

 

 

 

#4 フラフラスキップ

 DISではないが、こちらもリスナーに向けた歌詞。

 リスナーとメンバーの肉体関係だとか何とかが取り沙汰されやすいV系(ほかのシーンでも同じようなもんだが)において、早くお家に帰りなさい。責任とか取れないもんねとまさかのリスナーを諭しに行くスタイル。

 石井氏のシニカルな面とテクノ成分が堪能出来る曲です。

 

 

 

#5 ドラマ「近代的コスメ唱歌

13本目(クソ多い)のデモテープ 盲目であるが故のTHE統一感(なんやそのタイトル)をリリースした、LA’ ROYQUE DE ZAVYという架空のバンドのインタビューを模したコントボイスドラマ

  cali≠gariドラマシリーズ最高傑作で、何回聞いても草生える。

 架空のバンドながら実際に曲もリリースしているので是非聴いて欲しい。

 Moonlight白昼夢V系史に残る名曲

 

 

 

#6 近代的コスメ唱歌

 インディーズで跋扈していた典型的な、中身のない形だけのV系バンドを痛烈に皮肉った曲。

 そういったバンドが蔓延るのは時代もシーンも変わらないもので、自分はどちらかと言うと皮肉る立場に立ちたいと思います。

 

 

 

#7 ア.イ.ノ.カ.ワ.キ

Ba.村井研次郎氏作曲

 DISにまみれた曲が続いてきたが、この曲はちょっと違う。なんとなーく皮肉っぽさは漂うが。

 ニューウェイヴ歌謡風の曲で、Aメロのスラップが巧

 曲名は恐らく三島由紀夫の愛の渇きから。

 めちゃくちゃ面白いのでこちらも是非

 

 

 

#8 マス現象 ヴァリエーション1(有象無象編)

これは問題作

 石井氏作曲で先輩ミュージシャンに対しての批判を歌詞に込めている。

 あくまで自分個人の推測だが、石井氏の出自的にこの人のことかな〜と思う。

 石井氏曰く、今となっては聴きたくない曲だそうで、後にギャラクシーがリメイクされた際にこの曲の一部メロディと歌詞が引用されている。

 

 

 

#9 ひらきなおリズム

 ここに来て自虐

 cali≠gariお得意のピッチシフターをかけた不協和音ギターとテクニカルなスラップを交えた曲。

  そもそもパクリなのであ〜る 五番煎じに美を感じるのであ〜るとなかなか身も蓋もない

 まさにひらきなおリズム

 

 

 

#10 3S / 道はロード

cali≠gariじゃないという声から始まるのは、マジでカリガリではなく、3Sというユニットの道はロードという曲。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という設定のナンセンスなラップ曲

要はただの悪ふざけです。

道はロード、涙はティアー。大真面目に聴いたら負けです。

 

 

 

#11 5!5! レッツゴースト!

Dr.武井誠氏作曲

 

 こちらはレコード会社を痛烈に批判した曲。

今夜もまた嗅ぎつけてやって来る

楽屋がせまい

ここ切実ですき

 この曲でガチガチにレコード会社を批判しているが、この直後にメジャーデビューするんすよね。

 ハロー!メジャー?って思わせぶりなタイトルだが、物販でメジャー(巻き尺)を売るだけのライブをしてたりもしたが。

 

 

 

#11 コバルト

 我らが青さんボーカル曲

タイトル通り、みんなコバルトしましょうという曲

 60年代キューティーポップを意識した曲調らしく、要所要所のワァーオ!ってコーラスとかそれっぽい。

 コバルトしましょうって言われてもいまいちピンと来ない人も多いと思うが、こういうことです。

青 噛んで熟って頂戴

 

 

 

#12 ママが僕をすててパパが僕をおかした日

いつ見てもすげータイトル。でも名曲

タイトルで卑猥なことを想像した人も多いと思うが、犯したではなく侵したが正解。

 父親の歪んだ教育でおかしくなったってこと。

毒親とかそういう話しね。

 言うて解釈はひとそれぞれなのでとりあえず聴いてください。ガチ名曲なので

 

 

 

#12 ただいま

 ここまで毒を振り撒いてきた本作だが、切ないフォークバラードで〆

 リスナーの情緒が破壊されます。

こういう私小説的な作風はcali≠gari、というかこれも青さんの得意とするところでアルバムの最後にはこの曲のような切ないが、心温まる楽曲が収録されがちです。

 終わりよければすべてよしなんだよ。

 

 

 

#13 「第6実験室」 出口

入口があれば、出口もある。

ということで、扉を閉める音のSE

芸が細かい!!最高!!

 

 

 

 

 以上、cali≠gari 第6実験室のお話でした。

本記事を書くにあたって改めて聴き直してみたが、キレッキレのアルバムですね。

こういうことをしているからか、当時はV系リスナーには避けられ、V系以外のリスナーからはV系という理由で避けられていたそう。

                               四面楚歌やん

本作と一つ前にリリースしたブルーフィルムというミニアルバムが現在のcali≠gariの原点になっているので、どちらも外せない名盤です。

いや、、言うてV系やん…とか言って聴かず嫌いするリスナー共は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

‪✕‬ね!‪‪!✕‬してやる!!‪✕‬んじまえ!!

 

 

第6実験室

第6実験室

  • アーティスト:cali gari
  • 密室ノイローゼ
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第6実験室 予告版

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ほな…また…

 

玄人直伝!9mm Parabellum Bulletの隠れた名曲

 

どうも、9mm玄人です。

 

今回は、この世で1番好きなバンド 9mm Parabellum Bulletのお話。

 9mmの代表曲といえばDiscommunication、Black Market Blues、ハートに火をつけて、etc…この時点でもう名曲しかないが、9mmリスナーでも見過ごしがちな隠れた名曲達を紹介していくぞ。

 

※本記事で貼るリンクはYouTubeの公式チャンネルのものになります。記事内で聴けなかった場合は各自サブスクで聴いてね。

 

 

それでは。

 

 

farther

アルバム Giallarhornより

 

初手オタク選曲

インディー作とは言えアルバム曲なので当然9mmリスナーであれば履修済みだろうが、意外と忘れられがちなこの曲。

 先日のライブ配信の際に言っていたが、渋谷ラ・ママ初出演のライブで1曲目がこの曲だったそう。

 ガン攻めセトリで草

 

 

少年の声

アルバム Phantomaimeより

 

 インディーでの2枚目からの曲だが、バンド最初期にリリースされたTalking Machine EPにも収録されている。

 ミディアムテンポのシャッフルビート曲で、歌詞からは初期9mm特有のイノセントな少年性を感じる。

 もっとライブでやってもいいと思うんや…

 

 

Faust

アルバム VAMPIREより

 

短めな曲が大半を占める9mmの楽曲の中で、珍しく5分超の長尺(9mm比)

 バラード曲のカモメでさえ5分以内やし。

尺は長くとも単調にならず、しっかり展開もあるのでだれずに聴けます。

 

 

 

 

 

 

 

が……地味っ……!

 

 

 

 

Endless Game 

アルバム Movementより

 

 これ何ックスジャパン??

 ご存知の通り、9mmはHR/HMバンドだが、ここまで振り切っているのは珍しいんじゃないかと。

  洋楽メタル、ハードコア×歌謡曲というバンドの音楽性とは少し違う往年のジャパニーズメタル的な雰囲気を感じさせます。

                           \🙅🏻‍♀️We are X🙅🏻‍♂️/

 

 

Snow Plants

シングル Answer and Answerより

 

 9mmのカップリング曲にハズレ無し。というのは世界の常識だが、その曲の中でもライブで披露される機会が少ないせいか、隠れた名曲

 歌謡曲成分がマシマシでサビのメロディーが美しすぎる。

 

 

アルバム Waltz on Life Lineより

 

 我が神、中村和彦作曲

この曲が収録されているアルバムは、他の作品と比べて9mmっぽさが控えめなせいかあまり評価は高くないが、逆に言えば今までの9mmとは違う一面が見れるということ。

 この曲もストレートなギターロックって感じで今聞いても新鮮味を感じます。

 

 

 

 とりあえず今回はこの辺で。

隠れた名曲が多くて三日三晩不眠不休で考えました。

あと、最新2作のアルバムはまだ隠れた、隠れていないを語るのは早いかなと思い、それ以外のアルバムからチョイスしてる。

 ちなみに、アルバム BABELは全曲隠れていない名曲揃いなので選外

 今回紹介した曲はあくまで私アッツ個人の選曲なので人によって解釈違いはありけり。

 

 以上、9mm Parabellum Bulletの隠れた名曲のお話でした。

どちらかと言えばオタク向け回ではあったが、本記事が誰かにとって9mmを聴くきっかけになることを祈っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃあ初心者向けの記事書けよ!!

 

 

 

 

 

 

 

ほな…また…