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凡人日記

文才の無さをユーモアで補おうと藻掻いている。きゅうり1本分ぐらいの栄養がある音楽ブログ

日本一過小評価されているバンド BUCK-TICK 其の参

  昨年10月、とても悲しい出来事がありました。

ただ、バンドが取ったこれからも続いていくという選択に救われたリスナーさんも多いと思います。

 BUCK-TICKというバンドは歴史が続こうが終わってしまおうが今後も未来永劫に語られ続けるべき存在であると思うので、自分もその一端を担えれば幸いです。

 

そんな思いを込めつつ今回は始まります。

 

 

 

 

# 狂った太陽

                 ク  ソ  デ  カ  名  盤

 大名盤とか歴史的名盤とかいう表現が頻発する拙ブログだが、本作に関してはマジのガチで歴史的名盤なのです。

 全曲語りたいし何時か単独記事を書く予定なので詳細は泣きながら割愛します。

 このアルバムを最後に解散してもおかしくないぐらいのクオリティだが、常に最高を更新し続けるのがBUCK-TICKというバンド。

 

 

JUPITER

 この世で1番の名曲です。

もう説明不要。マジで聴かないと一生後悔するからな!!

ファン投票でも上位に君臨する人気曲で、とても悲しいのにとても優しい不思議なバラードです。

 

 

 

地下室のメロディー

BUCK-TICKってゴシック・ロック由来の耽美さを含んだダークな雰囲気が持ち味のバンドだが、この頃ぐらいから精神的な暗さを表現するようになってきます。この曲もそれまでにはなかった暗さがあります。

 

 

 

 

# darker than darkness -style 93-

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 1993年世間はヴィジュアル系ブームの兆し、そしてBUCK-TICKの人気も絶頂期。そんな追い風と上昇気流の中でリリースされたのが本作

 前作で垣間見えていた精神的な暗さが外側に向かった躁的なアルバムです。

 絶頂期に出すにしてはかなり攻めてますね。大好き!

 

 

 

キラメキの中で・・・

 アルバムの一曲目からこれなんですよ。凄くないですか?

 ヴィジュアル系ブームが勃興し、王道が確立されつつある時代に同ジャンルのパイオニアたるバンドがこの音楽性って普通じゃないですよ。

 レゲエのビートを取り入れつつ、ヘヴィさもある。そして歌詞は自嘲気味な暗い歌詞。今聴いても新しさを感じます。

 

 

 

-Madman Blues ミナシ児ノ憂鬱-

 アヴァンギャルドな今井ワールド全開曲

どんな頭してたらこんな曲と歌詞書けるんすかねマジで。イントロからもう普通じゃない…

今井寿という男は作曲とギタープレイの面で天才と称されることが多いが、個人的には作詞も相当イカれてます。 

 

 

 

# Six/Nine

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 前作、dtdを躁的なアルバムと称したのは本作がかーーーーなり鬱的なアルバムだからです。

 ミーハーなファンに取っては踏み絵に、コアなファンからは最高傑作と評されるアルバムとなっております。

徹底的な自己否定と自己嫌悪に充ちた詩世界。1度ハマると抜け出せない大名盤だ。

 

 

鼓動

なぜ生きてる 知らないけど それでも激しく

生きていたいと思う 愛されているなら
ごめんなさい ありがとう

最愛の母の死など、精神的に追い詰められていたとはいえ音楽シーンの頂点に立った人間が書ける歌詞じゃないです。悲しくも美しい名曲です。

 

 

 

相変わらずの「アレ」の塊がのさばる反吐の底の吹き溜まり

 こちらも今井ワールド全開曲で、バンドのファンクラブ名のモチーフになるなど、裏代表曲とされている名曲です。

 歌詞の内容的にも本作のタイトルトラックとも言える。BUCK-TICKというバンドを理解するためにはこの曲は絶対外せません。

 

 

 

愛しのロック・スター

 本作では貴重なポップソングだが、歌詞は自己否定で埋め尽くされている。

 この曲では昨年亡くなったDER ZIBETのISSAY氏がゲストボーカルで参加しており、もう実現不可能なデュエットになってしまった。

 両名のご冥福をお祈りします

 

 

 

 

 

 いかがだったでしょうか。BUCK-TICKの歴史の中でも特に暗かった時期なので、個人的に今回紹介したアルバムを暗黒三部作と読んでいます。

 この一連の流れでミーハーなファンは離れ、コアなファンは一生離れられなくなったと言われています。

 ただバンドが暗くなっただけではなく、音楽性の進化も凄まじいものがあるのでBUCK-TICKの歴史的にもかなり重要な三作ですね。

 次作からはちょっと明るくなるが、鬱からは完全に抜け出せていないと言った印象。

 一体どんなアルバムなんでしょうかねぇ…次回も乞うご期待。

 

 

 

 

 

前回前々回はこちらから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほな…また…