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凡人日記

文才の無さをユーモアで補おうと藻掻いている。きゅうり1本分ぐらいの栄養がある音楽ブログ

ゴミ人間、俺(本物) The ピーズ

 先日、初めて某バンドのゴミ人間、俺という曲を聴いた。が、最後まで聴けなかった。

 自虐の体をなしつつも、節々に見えてくるナルシズムがとにかく自分には合わなかった。

 でも、曲がクソ!なんでこんなんが売れてるんか分からん!とかは別に思わなかった 。

 まあ人の好みはそれぞれってことで。

 ただその後、急に合わないものに触れたことでアレルギーでも引き起こしそうになったため、別のゴミ人間音楽で中和しようとするのであった…

 

 

 

 

ってことで今回はゴミ人間音楽 The ピーズの8thアルバム Theピーズ(セルフタイトル)のお話

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ナルシズムじみたものはまるでなく(まあ多少はあるかもしれない)ひたすら自虐、厭世、焦燥のオンパレードの詞世界とストレートなサウンド

 活休を挟みつつも30年ほど活動している年季の入ったゴミ人間音楽。こっちの方がよっぽどリアリティがあるんじゃないかと。

 

それでは曲のお話へ

 

 

 

 

 

 

#1 生きのばし

死にたい朝 まだ目ざましかけて 明日まで生きている

痛み 小銭 眼あけたまま ヤケ起こす熱も出ない

見ろ。これがゴミ人間のリアルだ。

この曲にピーズの全てが詰まってるように思える。

曲はおそらく、キャロルのルイジアンナのオマージュ

 

 

 

#2 ゴーラン

冒頭のベースリフで優勝

この曲はTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのようなパブロックの匂いを感じる。

病み上がりでタマキンを絞るな。

他所の子犬にも毒づく小物感が非常にゴミ人間的でいいです。

自分も人の飼い犬にお前も住民税払えや!とか思ったりする。

 

 

 

#3 ブリロー

 この何かを渇望しつつも動かない、もしくは動けないって感じ、痛いくらい分かります😭

 あと、ギターソロがかっこいい。

曲名のブリローはミッシェルも影響を受けているDr.feelgodのボーカル、リー・ブリローから来てるのかなと。

 

 

 

 

#4 サイナラ

 明るい曲調、明るいメロディーにのせて、「ボクらは未来にズレていく」って歌ってるのめちゃくちゃ良くないですか??

 「好きな方へ行け 死ぬまで」とも歌っており、リスナーの背中を押してくれるような名曲だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ、本物のゴミ人間はこんな曲に元気もらったりしないがな!!ガハハ!!

 

 

 

#5 ひとりくらいは

 やめろ!!ミドルテンポの曲にこんな歌詞乗せるな!!泣くぞ!!

 自分以外にも同じ人間いるよな〜って安心したがるのはゴミ人間心理だと思います。

 アーナキソ…

 

 

 

#6 バースデー

このヤケクソな感じ、凄くいい…

これは是非歌詞を読みながら聴いて欲しい。衝撃のラストが待っているので。

クソ関係ないけど、20過ぎたら誕生日ってあんま嬉しくないですよね。

 

 

 

#7 無力

 こんなわかりやすいタイトルの曲ある??

おいていけ myチンポ

おいていけ your観音

おいていけ ourバイブ 鑑定団で笑おーぞ

急にこんなナンセンスな歌詞を挟むのくるおしいほどすき。

 スライドギターのソロが素晴らしいタイトルに反してアグレッシブな曲。

 

 

 

#8 ヒッピー

 すごく切ない…この歌詞の切なさが分かる人とは仲良くできると思います。

 てか、某ゴミ人間(自称)バンドのリスナー共はこの曲を聴いてどう思うのかめっちゃ気になる。

  歌詞の世界観が好きなのか、書いてる人間が好きなのかで受け取り方は変わってくるはず。

 

 

 

#9 ギャンブル

 性・食・ギャンブルというゴミ人間三大要素がありますが、この曲は性がテーマ。ギャンブルってタイトルやのにね。

 なんでギャンブルなん?って思ったけど歌詞読んでちょっと納得。まあ、ギターソロかっこいいしなんでもいいか(説明放棄)

 

 

 

#10 使い残し

 このフォーキーな雰囲気めっちゃ好きです。

そして、ファズギターは世界を救う。

絶望しつつも、自分にはまだ何か残っているものがあると少しだけ希望が持てるような歌詞も良い。こういう曲が1番刺さるんだよなぁ…(しみじみ)

 

 

 

#11 喰えそーもねー

タイトルからしてもうヤケクソ

でもそんなヤケクソな気分を喰い尽くして受け入れろと言ってくれている。泣くぞ??

 こういう気分は表面だけポジティブ曲では味わえないのです。

 

 

 

#12 グライダー

本作ラストらしい温かみを感じる曲

 本作リリース前にバンドが活動休止していて、再開後にリリースしたのがこのアルバムなんです。

 歌詞を読むと、その辺の心情が伺えますね。

 遠くで見てた筈だよ 懐かしいだけで泣いたよ 何もしてやれなかったよ

 

 

 

 

 

 

                             (´;ω;`)ブワッ

 

 

 

 

 

 

 

 以上、Theピーズのお話。

聴いてて思ったんですけどこの自虐、厭世に満ちたバンドの世界観どっかで聴いたことあるなと…

 

 

 

 

 

 

 そう。syrup16gにかなり近いんです。

歌詞の雰囲気だけじゃなくて、韻の踏み方とかも似てるところがる。まあシロップは無理やり韻踏みにいくところあるけども。

 こういう形であくまでも自分の中だけではあるが、知っているバンドと音楽性が結びついて1人でニチャアすることがあるので音楽を聴くことを辞められない。たのしい。

 みんなも色々聴こうね。

 

 

 

 

 

 

そしてようこそ、ゴミ人間の世界へ。

 

 

 

 

 

AppleMusic用リンク

 

 

 

 

ほな…また…