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凡人日記

文才の無さをユーモアで補おうと藻掻いている。きゅうり1本分ぐらいの栄養がある音楽ブログ

何故かあんまり語られないビートロックというジャンル

 邦楽ロックが海外のそれに劣っているとかはもう昔の話で、90年代以降ガラパゴス的に進化した日本のロックとは比較対象ではなくなったというのが実際のところ。

 それでも海外のロックが本物!日本のは偽物だ!とか吐かすのはさすがに老害やぞ。

 今回は、日本初のオリジナルロックであると断言出来るのだが、あまりジャンル単位では語られることがないビートロックのお話。

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 邦楽ロックの出発点はどこだって話になると、はっぴいえんどとかもっと前のロカビリーとかそこら辺になると思うが、どこから本当の意味でオリジナリティを得たかという話になると、このビートロック以降だと思うんですよ。

 ジャンルを簡単に説明すると、直線的かつ骨太なリズム隊に、エフェクティブでトリッキーながらもシャープに刻むギター、やや発音を崩したボーカルによる8ビートで縦ノリな音楽です。

 まあ、実際聴いてみた方が早いので聴いていこうぢゃないか。

 

 

 

 

BOØWY

 皆様ご存知永遠のレジェンドであり、ビートロックの元祖。

  後のバンドの影響は勿論のこと、同時代のバンドにも大きな影響を与えたバンドで、邦楽ロックのオリジナル化はBOØWYによって進んだと言っても過言ではないと思います。

 ビートロックというジャンルはBOØWYみたいな音楽と言うだけで説明が片付くので、ジャンル単位で語られることが少ないのはこれが原因かと。

 言うてBOØWYもめちゃめちゃ音楽性が広いバンドなんですけどね。

 

 

 

PERSONZ

ガチのマジで名曲

このシングルコイルにディレイとJCを組みあわせたサウンドはこの時代の象徴とまで言えますね。

BOØWYと並ぶビートロックの元祖だと思います。こちらも後の影響大

 

 

UP-BEAT

 個人的に正にポストBOØWY的なバンドの筆頭で恐らく事務所もそういう売り出し方をしてたに違いない。

サビで急に歌詞のスケールがクソでかくなるのすき

 

 

 

 そしてここからは90年代以降のお話。

ビートロックがジャンル単で語られなくなった理由として、バンドブームでバンド毎の音楽性がより多様化したことと、BOØWY直系のバンドがV系という大きな括りに組み込まれたという2つが考えられる。

 

初期ユニコーンはビートロックっぽい。

 

V系という括りの中でBOØWY直系のバンドと言えば、BUCK-TICKD’ERLANGERの2バンドが特に大きいかなと。

 

BUCK-TICK

D’ERLANGER

D’ERLANGERは元々メタルバンドだったという驚き。

そう考えると直系という言い方は適切ではないかもしれないが…

 

そして、個人的V系ビートロック四天王を紹介していこう。

 

STRAWBERRY FIELDS

このバンドはVo.が元D’ERLANGERだそう。

90年代V系は横の繋がりが面白い。

 

 

 

JUSTY-NASTY

BOØWYをよりパンキッシュにしたような印象

このバンドもVo.がAIONというレジェンドバンド出身

 

 

 

DIE IN CRIES

D’ERLANGERZi÷KillTHE MAD CAPSULE MARKETS 元THE ACEというガッチガチのメンバーによるバンド。

ポケモンで例えると6世代の結論パぐらい隙がないです。

 

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DIE IN CRIES

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↑6世代の結論パ ひみちかガルーラを許すな

音楽性はニューウェイヴやインダストリアル的な電子音を加えた変則的なビートロック

 

 

 

CRAZE

 元D’ERLANGERのメンバーを中心にして結成されたバンドで、これまたメンバーがガチガチすぎる。

 初代Vo.が前述のJUSTY-NASTYの藤崎氏で、最後の4代目Vo.がZi÷KillのTUSK氏というとんでもないバンド。

 王道のビートロックを基調としつつもパンクやオルタナ的要素もあり、時代的にも最後のビートロックバンドだったと言えますね。

 

 

 

 

 

 以上、ビートロックというジャンルについてのお話でした。

こんなにかっこいいジャンルなのに時代と共に廃れてしまったんですよね…

バンドによっては時代を感じさせる部分はあるが、このかっこよさって絶対現代のリスナーにも通じると思ってるけどどうなんやろか。

 直接ではなくとも間接的には現代のバンドにも影響を与えているはずなので、是非聴いてみなさいな。

 

 

 

 

 

 

 

ほな…また…