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凡人日記

文才の無さをユーモアで補おうと藻掻いている。きゅうり1本分ぐらいの栄養がある音楽ブログ

音楽性の違い 第7実験室

 バンドが解散する理由として最も有名な言葉「音楽性の違い」

 諸説あるが、これで解散するバンドはあまり表では言えない理由だったというケースが多いらしい。

  とはいえ、音楽性がメンバー間でバラバラでも上手くいくバンドはいる。ALFEEとか、ユニコーン(1回解散してる)とか

そして、今回紹介するcali≠gari(1回解散してる)

いや、どうせなら1回も解散してないバンドのアルバム紹介しろや!って?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハハッ

 

 

 

 

 

 そんなこんなで紹介するこの第7実験室だが、音楽性の違うメンバーがそれぞれ作曲を行ったため、アルバム全体で曲のジャンルがバラバラ

 だが、それでいて何故か纏まりがあるという不思議なアルバムなのです。

 そんな本作を人によってはcali≠gariの最高傑作とか、日本の音楽史に残る名盤とまで評する物好きリスナーもいる。

 それでは、曲のお話へ

 

 

 

 

#1 「第7実験室」入口

 この時期のcali≠gari特有の足音と扉を開ける音によるSE

 「第○実験室」というアルバムタイトルもこのSEもセンスの塊で大好き。

 今でも実験室のタイトル復活しないかな〜と思ってます。

 

 

 

#2 ハイカラ・殺伐・ハイソ・絶賛

Vo.石井秀仁氏作曲

これなんてNUMBER GIRL

狙ったのか結果的にそうなったのかは分からないがナンバガ風味なオルタナ

 ちなみに当時、ライブのMCでギターの桜井氏が「アタシ達はBUMP OF CHICKENになりたいのよーっ!」って言ってたらしい。草生える

聴き比べてみてね。

 

 

 

#3 まほらば憂愁

Vo.石井氏作曲

V系お家芸とも言えるツタツタ2ビート曲

歌詞が面白く、太宰治川端康成に送った手紙の文を引用したかったが許可が下りず、引用できなかったという内容 なんなん?

そのため、本来引用した文章を当てるはずだった箇所に石井氏が影響を受けたニューウェイヴバンドの名前を羅列している。まじでなんなん?

曲自体はかっこいいので是非聴いて欲しい。

 

 

 

#4 マグロ

我が神、桜井青氏作曲にして言わずと知れていると信じて疑わない第7期以降のcali≠gariの代表曲

 これをメジャーデビューシングルにしたのは正気じゃないと思います。(絶賛)

タイトルのマグロは電車の轢死体の隠語で、歌詞の内容もその通りなのだが、とにかくアッパーな電波曲

 ちなみにキャッチコピーは「ストップ!ザ・五月病!キャンペーン応援ソング」だそうで。

 もうわけがわからないよ

 

 

 

#5 ドラマ「黒い球体」

ここでコントボイスドラマ

ナンセンスなど下ネタだが、一応次曲に繋がっている。

 これには桜井氏の友人だったオナン・スペルマーメイド氏が参加している。

 ご冥福をお祈りします🙏🏼

 

 

 

#6 黒い球体

Ba.村井氏作曲

曲名から重苦しい雰囲気が漂っているが、ただのボウリングの歌です。ナッハッハー

 アグレッシブな曲調だがサビが妙にユルく、その対比が癖になる。ナッハッハー

 

 

 

#7 きりきりまいむ

Dr.武井氏作曲

ニューウェイヴ風のよく分からない曲

歌詞もナンセンスなんだか意味深なんだか…

曲名で察した人もいるかもしれないが、後にある憶測で少し話題になったそうな…パクリだどうだなんて言うつもりはないので名言はしない。

ちなみに、そんな某RANGE某ANGEの某リ某リ某イよりこっちの方がリリースは先

 

 

 

#8 デジダブルニウニウ

Vo.石井氏作曲

石井氏お得意のテクノ曲でシンセのシーケンスフレーズに耳が傾きがちだが、村井氏のベースがヤバいので必聴

ライブ版はもはや人外

歌詞も一見ただの文章の羅列に見えるが、意味深で謎に語感がいい。

 

 

 

#9 体内騒音あやなしアンチ苦笑

Vo.石井氏作曲

滅茶苦茶なタイトルだが、落ち着いたインスト

なんとなく病院内みたいな雰囲気ある。

本作内では地味な印象だが、後半への区切りになっているので絶対に飛ばすな。

 

 

 

#10 わずらい

Vo.石井氏作曲

 ビブラフォンが印象的なちょっと落ち着いたジャズっぽい曲

 落ち着いた曲だが、歌詞は皮肉めいている。

 リスナーに向けてなのか、自己批判なのか解釈は聴き手次第なのかも。

 

 

 

#11 東京ロゼヲモンド倶楽部

 Gt.桜井氏作曲

 今度は本格的なジャズ曲

曲の雰囲気もバッチリだし、サビのメロディーも綺麗だが、毒を含みまくった歌詞がなかなかにヤバい。

 歌詞カードに記載されなかったのは流石にメンバーも不本意だったようで…

 

 

 

#12 空も笑ってる

Gt.桜井氏作曲

 cali≠gariでは珍しい正統派ギターロック。

この曲で歌っている桜井氏が当時eastern youthにハマっていたそうで、歌い方にその影響が伺える。

 本家はそんなにダミ声じゃないのは内緒だ

後に石井氏ボーカルで再録あり。

 

 

 

#13 東京病

Gt桜井氏作曲

cali≠gariというか、桜井氏お得意のフォークバラード。

cali≠gariのバラードにハズレ無しと言うが、この曲も例に漏れず名曲です。

 地方から東京に出てきた人の歌だが、同じように地方から都会に出てきた人には特に涙腺を刺激されると思います。

 アルバムの〆に相応しい名曲。これは名盤やで…

 

 

 

#14 「第7実験室」 出口

入口があれば出口もあるってことでこっちは扉を閉める音のSE

 こういう芸の細かさ大好き

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#15 失禁

 桜井氏作曲のシークレットトラック

前述の東京ロゼヲモンド倶楽部の歌詞が掲載されなかったことに対する恨み節をノイズに乗せて絶叫している。

 綺麗にアルバムを締めたかと思いきや、まさかの絶叫シークレットトラックが待っているという。

う〜ん。これは名盤

 

 

 

 

 

以上、cali≠gari 第7実験室のお話でした。

 ここまで読んでくれた方なら分かると思うが、初めに話した通りメンバーの個性がバラバラに発揮されたアルバムになっている。

  ふざけている曲もあるが各楽曲のクオリティの高さはcali≠gari屈指で、初心者にもオススメできる。

 サブスクで配信されていないが、安く買えるので気になった人は是非買って聴いてみてほしい。

YouTubeにフルで上がっているのは内緒だ

 

 

 

 

 

そして、とりあえず失禁してください。

 

 

 

 

 

ほな…また…