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凡人日記

文才の無さをユーモアで補おうと藻掻いている。きゅうり1本分ぐらいの栄養がある音楽ブログ

独断×偏見 ややこしいジャンルの話をしよう。

  一口にロックと言ってもめちゃくちゃジャンルが多いんですよね。

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                    頭おかしなるで…

 正直カテゴライズってそんなに必要か?と思いつつも、明確な定義づけにも興味があるんです。

 今回はそんなロックのサブジャンルの中でも特にややこしいジャンルを独断×偏見で語っていこうという非常に有意義な回です。

 

 

 

 

 

⚠️本記事は筆者の主観による内容となります。

解釈違い等の文句はお控えなすって⚠️

 

 

 

 

 

 

#1 ハードロックとヘヴィメタル

 

 現代ではHR/HMとしてひとつのジャンルにまとめられているが、何が違うの?って疑問を持っている人は多いかもしれない。

 これは媒体によってHRバンドがメタルとして、メタルバンドがHRとして紹介されるという現象が発生してるのがややこしい原因なのです。

 歴史背景を語ると長くなってしまうので結論から言うと、ブルース等のルーツ・ミュージック要素が含まれているのがHR、含まれていないのがHMってことでいいんじゃないでしょうかね。

 

HR代表 Led Zeppelin

 リフに土臭さが感じられますね。

 

HM代表 Iron Maiden

土臭さが無くなり、ややクラシカルな印象に

ツインリードのハモリに🤘メタル魂🤘を感じます。

 

 

 

 

#2 ニューウェイヴとポスト・パンク

 HRとHMに関しては時代の差があったりで明確な違いがあったんですけどこのNWとPPは同時期に勃興したジャンルなのでマジで定義が難しい。

 パンクムーブメント以降の音楽という共通項のせいでややこしいんだなこれが。

SEX PISTOLSのvo.ジョン・ライドンが始めたPILですら媒体によってはニューウェイヴ扱いやし。

 そんな両ジャンルを無理やり定義づけすると、シンセ主体のバンドがニューウェイヴ、パンク直系な生音主体のバンドがポスト・パンクって事でいいんじゃないですかね。これはマジで諸説あります。

ってかこれもいっそのことNW/PP表記にしろや💢

 

ニューウェイヴ代表 DEVO

チープなシンセが中毒性◎

 

ポスト・パンク代表 Joy Division

このヒリついた空気感は後の影響大

 

 

 

#3 ゴシック・ロックとポジティヴ・パンク

 現代のロックシーンではややマイナーなジャンルを。

 これも初めはめちゃめちゃややこしかったですね…

 定義から先に話すと、昔から音楽に対してちょくちょく使われていたゴシックという表現がひとつのジャンルとして成立したのが、ゴシック・ロック。ポジティヴ・パンクはインディーで頭角を現していたゴスバンド達に対して音楽誌が名付けたジャンル

 この両ジャンルの何がややこしいかって、バンドによって音楽性が全然違うんすよね。

ポスト・パンク由来の冷たくダークな音楽性もあれば、呪術めいたサイケもあれば、民族音楽みたいなトライバルなグルーヴが持ち味のバンドもいるんです。そのせいでこれはゴスだ!これはポジパンだ!ってカテゴライズするのが難しい。

 あとゴシックがキリスト教圏の文化だからそもそもジャップには馴染みがないので理解しずらいという説が筆者の中では濃厚。

ちなみに日本ではポジパンの方が主流

 

ゴシック・ロック代表 Bauhaus

ゴスの帝王 ダークでシアトリカルな雰囲気が最高

 

ポジティヴ・パンク代表 Sex Gang Children

ポジティヴ・パンク四天王(迫真)の一角

何をどうしたらこの音楽性になるのか。

 

 

 

#4 ポスト・ハードコア

 これは難しいっていうより定義が広すぎる。

あの天下のWikipedia様にも広義かつ曖昧って書かれています。

 ただ、ざっくりではあるが2種類に分けることができるんです。

1つはハードコア・パンク+@な音楽性のバンド

2つ目はニュースクール・ハードコア以降のメタルに接近したハードコアバンド

 

前者から話していこう。

USハードコアのレジェンド MINOR THREATのvo.イアン・マッケイが結成した、ハードコア+ブラックミュージックな音楽性のFugaziや、ハードコアが歌モノに接近した、At The Drive Inなどのまさにハードコア+@な音楽性のバンドが含まれる。

 

だがしかし、この時点でややこしいのがスクリーモや激しめのエモもここに含まれるということ。

 スクリーモもエモもポスト・ハードコアからの派生ジャンルなので別物として考えてもいいはずなのだが、ポスト・ハードコアとして一括りにされてしまうことが多い。

そのせいで、「あ、これもポスト・ハードコアなんや」→「あ、これもか」→「結局ポスト・ハードコアってなんやねん!」といった現象に陥る。

 ポスト・ハードコア森羅万象説の誕生である。

 

前者代表 Fugazi

客層もメンバーもハードコアな風貌だが、グルーヴはかなりブラックミュージック寄り

 

ややこしいバンド Finch

エモやないかい!

 

 ここからは後者であるメタルに接近したハードコアのお話。

ハードコアとメタルって8~90年代からちょくちょく接近してたんですよ。クロスオーバースラッシュってジャンルがあったり、グラインドコアだったり。

 ただ、ポスト・ハードコアと呼ばれているのは90年代以降のダウンチューニングやテンポチェンジを取り入れた新しいハードコアがメタルに接近したものを指します。

 有識者様方はここで気づいたかもしれない。

            それってメタルコアじゃね?

仰る通り、それってメタルコアなんですよ。

ただ、ポスト・ハードコアに分類されるのはあくまでメタルコアの中でもハードコア要素の方が強いのバンドなのでご安心を。(それでもややこしいが)

なら簡単じゃね?と思うが、ここにはロディック・ハードコア(日本のメロコアとは別)や、いわゆる叙情系ハードコアメタルコアの影響を受けたスクリーモ、ハードコア要素のあるメタルなどもここに含まれるんです。

そして、上記に含まれるバンドのwikiでジャンルを調べるとポスト・ハードコア/メタルコア/スクリーモとか3つぐらい記載されていることがあります。

                     勘弁してくれ。

ってことで後者のポスト・ハードコアは、現代のハードコア要素を含むヘヴィミュージックという認識でいいと思います。それでも人によってバンド毎にジャンルの認識が変わります。

 

後者のポスト・ハードコア(wiki調べ)

 

Woe,Is Me

確かにメタル要素は少ない

 

Alesana 

スクリーモやないかい

 

ASKING ALEXANDRIA

メタルやないかい

 

 

 

 

 以上、ややこしいジャンルのお話でした。

これ、書いてから思ったんすけどポスト・ハードコアだけで1本記事書けたわ。ちょっと後悔

ここまで書いといてアレなんですけど、冒頭で書いた通り自分的にはあんまり音楽を聴くとにはカテゴライズって気にしないんですよ。

カテゴライズが重要になってくるのは、新しい音楽を探す時や、ジャンルを深堀する時なんすよね。1つのジャンルの定義を理解するだけで近い音楽性のバンドを探しやすくなるので、そのためにはどうしてもカテゴリで分類する必要が出てくるんですな。

 ライトなリスナーさんもヘヴィなリスナーさんもあんまりカテゴライズは気にしすぎるなよって事で今回はおしまい。

 

 

 

ほな…また…